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■牛心編 第三章:『死がよぎったあの夜』
「覚醒剤やめますか?人間やめますか?」でお馴染みのKOZY★KOZYです。
ちょっと長くなるが、今日はオレの人生でもトップクラスと呼べる「恐怖体験」の話をしようか。。

・・牛心で働き始めて数ヶ月経ち、オレもだいぶ慣れたある日、いつものように夜勤に出勤すると
昼番の人からこんな事を言われた。

昼:『KOZY、どうやら要注意人物がシャバに出てきたらしいから、ナイトは気をつけろよ。
   ヤバくなったらすぐに警察呼べよ。


え?要注意人物って何?
と思い聞いてみると、、それは数年前まではよく現れていたらしい
通称『シャブたれ』、つまりは覚醒剤中毒者の事だった。

マジなのか!?そんなヤバイのも来るのか!??
確かに中洲牛心ナイトの客層というと、酔っ払い、ヤクザ、ホームレス、ホスト
といった感じで、普通の客はほとんど来ない。
そんなもんで、これまでもヤクザに「お茶がぬるいぞオラァっ!」と言われ
熱いのに替えて持っていくと「熱かろうが!オラァっ!!」といちゃもんつけられたり、
ホストが「お冷下さい、、えーと100杯!ぎゃははは!!」とか、
夜10時から朝の9時までの11時間、あらゆる絡まれ方をするので、その頃のオレは
かなり強靭な精神力を身につけていた。
だが今回ばかりは勝手が違う・・・まさかシャブ中とは。
しかし、その忠告を聞いた数日後、ついにヤツは姿を現す。。

その日、夜中の2時過ぎ頃に「牛丼はうまいなぁ」と言いながら飯を食う、
坂上二郎似のおっさんが来た。
酔っ払いと思いオレは特に気にしてなかったが、その男は飯を食い終わると
突然ひどく錯乱しだした。

シャ:『ぎゅうどんはウマイナー!!わあぁー玉子ぉがほしいなあー


!?何事かと思ったが、オレはすぐにピーンと来た。
・・コイツがシャブたれだ!
シャブたれは大声で喚きながら椅子をガツンガツン蹴りつつ、
オレの方へ寄ってきて何か言っている。

シャ:『!!△★■××○▲▲ってぃ!ばあ☆あーーー!


怖ええーーー!何言ってるか解らねぇ・・
ああっ!!目が寄ってる!!まじコエエエエーーー!!
きっと、オレには見えない何かが見えているんだろう・・
gaz-01.jpg
(↑イメージ画像)

シャブたれは奇声と寄り目のまま傍にあった醤油ビンをムンズと掴むと、
振り返りながら激しく壁にブン投げた。
・・・パリーーィィン!!
壁一面に飛び散る醤油・・砕け散るビン・・目を見開く同僚・・全てがスローモーションだった。
そしてシャブたれは満足したのか、フラフラと店を出て行った。

・・・恐ろしい。
もう二度とこんな思いはしたくない!と激しく思ったが、残念ながらこれ以降
ヤツは何度も現れるようになる。。
ただ、おとなしい時もあって、そんな時は意味不明の呪文を発しながら
湯飲みを持って出て行ってしまう程度ですむが、悪い時は
千円札を数十枚突き出して「金を数えてくれ」と言い、店員が数えて枚数を伝えると、
足りんやないか!」と絡んで自称足りない分を巻き上げようとしたりする。
そしてこの男に初めて出会ってから1ヶ月ほど経ったある日、
オレはこれまでで最怖の思いをする事になる。

・・その日のヤツは現れるなり危険度MAXだった。
なんと顔面血まみれで店に入ってきた!

シャ:『ああーーーっ!!死んでしまうまで誰かと喧嘩がしたいなぁーー!!
    殴り合いたいなぁーー!!うわああーーー


そう叫びながら壁をがんがんパンチしているシャブたれ。
もうキメキメだ。
何があったのかは知らないが、今日はかなり興奮している様子で、
身の危険を感じたオレはコリャやばい、と中州の交番へ電話して
シャブ中が血まみれで店で暴れてるから早く来てくれ、との要請をして警官の到着を待った。
・・・しかし警官はなかなか来ない。
そして少しすると、シャブたれは壁パンチを止めて、こっちへ来て何やら叫びだした。

シャ:『あくしゅぅーーしよう!あぁあくしゅうう~~を!

「握手をしよう」と言っているらしい。
ええっ! 超怖い!!シェイクハンドだって!?
ちょっと想像してみてほしい・・。顔面が血まみれで叫びながら壁を殴っていた覚醒剤中毒者が
握手をしよう、と寄って来た、、もちろん例の寄り目でだ。
gaz-02.jpg
(↑イメージ画像)

そんな申し出を受け入れるなんぞ絶対に無理だ!
しかし、躊躇するオレにシャブたれは少々イラついた様子で、
「握手っ」と言いながら手を差し出してきた。

・・これは殺される・・・マジで思った。
これまでの牛心での日々が走馬灯のように蘇り、
その記憶が現在に至った所でオレは観念した。
差し出された手を力無く握り返し「寄り目田 シャブ男」の血まみれの顔を
間近で見た時、意識を失いそうで、まったく生きた心地がしなかった。
というか、もう死んだ気がした。

数秒後、シャブたれは放り投げるようにオレの手を振りほどき、
厨房にいた同僚にも握手を求めた。
彼は一瞬オレの方を見て、助けてくれ!みたいな目をしたが、
オレはつい視線を逸らしてしまった。。
オレに見捨てられた彼は、気絶しそうな顔で握手をし、終わった時には抜け殻のようになっていた。。

オレ達二人の心に「一生消えない恐怖」が刻み込まれた頃、、
やっと警察が到着して暴れるシャブたれを取り押さえ派出所に連行していった。

・・・かくしてこの恐怖の夜は幕を下ろし、オレ達は無事に美しい朝を迎える事ができた。
そしてこの一件から後、シャブたれはパッタリと姿を見せなくなったが、
恐らくはまたお勤めにいったのだろう。。

牛心のナイトではこの時の経験が一番恐ろしかったのは確かだが、その他にはこんな事もあった。
例えば、「にいちゃんこれ何かわかるやぁ?(ニタニタ・・)欲しいかぁ?
と言いながら「謎の白い粉」の入ったビニールの小袋を見せるおっさんや
これは言っていいのか分からないが、、、「拉致」的な現場を目撃した事もあった。
店の外でホステス風の女の子が歩いているのを眺めていたら、突然女の子の背後から黒塗りの車がやってきた。
たまたまそうなったのか、車はオレの視界を遮るように停車すると、中から数人の男が出てきて
女の子を車に押し込みそのまま走り去っていった。

と、こんな感じで牛心時代はめったに出来ない経験をいろいろしたが
最後にみんな達に言っておきたい。
これらは全てノンフィクションでホントにあった実話だという事。
あと、もうね、、覚醒剤だけはヤバイから絶対ダメよ、という事で。

牛心編終了。


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Comment

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牛心24時すごい

いや怖い…

ぜひ大晦日には、スタァVSシャブたれの一戦をおコタでみかんを食べながら見たいものです(笑)

晴親 | URL | 2009/09/02/Wed 15:30[EDIT]
いつもコメントサンクス!親晴さん。

でも、シャブたれだけはもう勘弁ぜ!v-12

そう、牛心のナイトはちょっとでも気を抜けば・・ボンッ!・・だぜ。。
| URL | 2009/09/03/Thu 10:12[EDIT]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| | 2009/09/03/Thu 22:20[EDIT]
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