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■牛心編:第二章 『夜の愉快な仲間達』
「最近はタコ釣りにはまってます」でお馴染みのKOZY★KOZYです。
では、牛心編第二章・・・

歓楽街の洗礼」をなんとか済ませてから一ヶ月程経ってやっと少し慣れた頃、
人手不足との理由からオレは夜勤(店ではナイトと呼ぶ)にまわされ、
それから半年ほどの間ナイトの住人となる。。
中洲店のナイトと言えば、歓楽街の夜勤という事で、「忙しい」そのうえ「柄も悪い」ので
牛心全店の中でも「それはやりたくない」と評判のポストだ。

実際にナイトをやってみると、まさに評判通りで大変だったがその反面、
面白い事も多かった。

まず、当時中洲では有名だったが「よしこちゃん」と呼ばれていた
婆さんホームレスを紹介しようか。
彼女は昼間は銀行の入り口で座り込んで、信号待ちの人達に向かって、
聞くに堪えない罵声をあびせかける」という行為を日課にしている
なかなかにパンチのあるキャラクターだ。。
yosiko-01.jpg
(↑よしこちゃんのイメージ画像)

あるクリスマスの夜にケーキ屋の前で見かけた時は、店の前に止めてある
自転車のカゴに入っていた「ケーキ」をすぅーっと盗んで静かに去っていった。
また、博多どんたくの夜には「にわかせんぺえ」のお面を装着し
重そうな荷物を引きずりながら朝もやの中へ消えていったりと、
よしこちゃんはそんなちょっとお茶目な一面も持っている。

あと、他にも夜勤中に現れた珍客たちの一部を紹介しよう。
・「顔面ダイブおじさん」
 (泥酔して牛鍋定食に顔面を突っ込んだまま寝ていたおじさん)
・「妖怪鍋吐き」
 (泥酔して今食べた牛鍋定食を胃袋から器にリリースして器で寝たおじさん)
・「落ち葉男」
 (秋頃の早朝に出現。両手いっぱいに落ち葉を抱え、店の自動ドアが開いたその刹那、
  葉っぱを店内にばら撒き、さっそうと去っていくおじさん)
・「伊良部投手」
 (あの伊良部が来て、大盛り牛丼を2つ買っていった。)

パッと思い出したのはこんなとこだが、あとは外国人なんかもよく来ていて、
博多弁の黒人」や「牛肉以外の料理は無いのか?と聞くインド人」等色々いたが、
その中でもひときわ印象深かった「白人男性」のエピソードを紹介しよう。

彼は朝定食を食べに来店し食券機でチケットを買った。
朝定食には「魚定食」と「納豆定食」があり、恐らく彼は「魚」が食べたかったんだと思う。
しかしチケットを見ると「納豆」を買っている。
オレは気を利かせて『コレ ナットウデスケド イイデスカ?』と優しく尋ねたが通じなかった。
nattou-01.jpg
(↑イメージ画像)

しょうがないので、とりあえず納豆を出してなんか言われたら、魚に変えてやろうと思った。
納豆定食を持っていくと、一瞬彼の眉間にクワッ!としわが寄った。
kuwa-01.jpg
(↑イメージ画像)

やっぱりだ・・魚が食いたいんだ・・・
しかし、ここでチェンジ!とか言ってくれれば良かったのだが、彼は小さくサンキューと言った。
オレが様子を伺っていると彼は恐る恐る納豆のカップに手をつけ、
その粘っこい「パンドラの箱」をビリッと一気に開けた。
なんというチャレンジ精神か。
辺りに立ち込める納豆臭・・クワックワッ!とさっきよりも深いしわが彼の眉間に寄った。
kuwa-02.jpg
(↑イメージ画像)

そりゃそうだ、、外国人に納豆はちょっと無理だろう・・可哀想に・・
オレはいつでも魚定食にチェンジできるように準備をして彼のコールを待っていた。。
・・・が、なんと無謀にも彼は納豆を口に運び、その直後これまで見たことの無い顔をした。

しばらく切ない目でオレを見つめていたが、その後ガックリと肩を落とし、
振り返りもせずに彼は店を出て行った。
片付けにいってみると、やはり納豆が残っていたが、そんな事は問題じゃない。
彼の勇敢なチャレンジ精神に敬意を払いつつ、オレも海外に行った時は
あれくらいアグレッッシブに責めねば、と納豆の器に誓ったのを覚えている。

※ちなみにこの白人は後日また現れて、その時は「魚定食」を買ってました。
 よかった。

・・と、このように牛心のナイトでは、愉快な中間達が目白押しだったが、
時には恐ろしい経験をする事もある。
次回はそんな話をしてみようか。

第三章へ・・

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